走れ!なみへい!

走って食べて読書して。東京在住アラサー女子の気ままなdiary

ドキドキ!高校生の会社見学②

前回の記事の続きです。

会社見学には、関東3名、関西2名、合計5名の学生がきてくれました。関東の3名は女子学生、関西2名は男子学生です。

今回の求人は当社の倉庫で働く求人です。倉庫での就職を希望する学生というと、コミュニケーションが苦手で目も合わせられないような子が来るのかな?と想定していましたが、みなさん想像を良い意味で見事に打ち破ってくれました!

きちんと挨拶はできるし、質疑もたくさんしてくれるし、よく笑うし、外国人社員には英語で自己紹介できるし、人の話もちゃんと聞くし、全体的にしっかりしている子たちがきてくれました。

特に青森から始発の新幹線にのってきてくれた女子学生は(一番接していた時間が長かったからかもしれませんが)強く心に残りました。彼女は青森の津軽市に生まれ、今まで17年間、ずっとそこで生活しています。

彼女の地元はコミュニティが狭く、面白いものも何もない。早くこの町を出たいとずっと思ってきたとのこと。女の子ですし、一人っ子なのでご両親は地元就職を希望しているようですが、この学生は意思が固く、東京で就職を希望しているようです。イラストを描くことやパソコンが得意。好きなことと嫌いなことがはっきりしていて、孤独を恐れない、自分の意見をしっかりいえる子でした。自分の居場所は津軽ではない。もっと遠くに行って、自由に好きなことをしたい。もっと広い世界を見たいと思っているんだと思います。会社見学や移動中の車の中では、目をキラキラさせて会社や東京の街を見ていました。

そして、この子は最後に一言「私、ここに決めます。この会社で働いて、ここに住みます」と言ってくれたんです。キラキラした目で、少し恥ずかしそうに、でもしっかりと目をみて話してくれました。採用担当としては、最高の瞬間です。

そして、何だかすごいなぁと思いました。まだ若干17歳で、世の中のことも社会のこともよくわからないだろうに、知り合いが誰一人いない東京にひとりでやってきて、大人ときちんと会話して、自分の目で会社を見て、感じて、わからないことはきちんと質問して、親に頼らず自分の意志で就職先を決める。誰にも頼らず、自分の責任で、自分の人生を選択する。こういうことが自分が17歳の時にできたかなと思うと、できなかったと思うんです。

こうやって自分でちゃんと決める子は、仕事も頑張るんだろうなと思います。嫌なことがあっても投げ出したりしない。なぜなら誰のせいにもできないからです。

来年4月からこの子は社会人になるわけですが、これからきっと大きく成長していくと思います。東京で荒波にもまれ、新たな人間関係を構築し、涙を流したり、怒ったり、不安になったり、怖い思いをしたり、色んなことが起こると思いますが、私はこの子の成長がとても楽しみです。きっと若い純粋な心でたくさんのことを見て、吸収してくれると思います。

来年この子が入社してくれたら、この子は当社の新卒1期生です。この子が当社で活躍できるように、人事としてできることは何でもやってあげたい。責任をもって育成していきたいと思いました。こうやって人の成長を見れることが人事の醍醐味なのかもしれませんね。

まだまだ気が抜けない高校生採用ですが、かわいい高卒生が入社してくれることを想像しながら、引き続き頑張っていきたいと思います!

以下の写真は大阪の会社見学の帰りに、新大阪駅で食べたたこ焼きと新幹線で食べたチップスです笑。終日動きっぱなしでかなり疲れていたので帰りにビールで一杯やるのを楽しみにしていたのですが、、、駅の中はすべてアルコール禁止。そして新幹線の中も禁止。そもそもお酒は売店も含め、どこにも売っていませんでした、、、、悲しい。コロナ恐ろしや。

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『くくる』のたこ焼きと氷結ZERO、、、

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新幹線の中では飲めると思っていたのに、、、ノンアルで我慢。