走れ!なみへい!

走って食べて読書して。東京在住アラサー女子の気ままなdiary

読書

『オードリー・タンの思考 -IQよりも大切なこと-』by 近藤弥生子: 共有すること・シェアすることで見えてくる明るい未来

今週はこちらの本を読み終えましたので感想を書いていこうと思います。 オードリー・タンさんは台湾のデジタル担当大臣ですね。 IQ180を超える、若干35歳の大臣。コロナ禍で世界中が混乱する中、どの国にも率先してマスクを皆に平等にいきわたらせるア…

『ドナウの旅人』by 宮本輝: 1980年代の西ヨーロッパを知る

先日こちらの本を読み終えました。宮本輝の『ドナウの旅人』。宮本輝ブームがまだ続いています。 宮本輝は人間の本質の部分をうまくとらえて、それを文字に起こして描くのが非常に長けている作家さんだと思うのですが、今回はその人物描写に加えて、1980年代…

『アノニム』by 原田マハ: 香港の現代アート市場が熱い!

台湾発の大型ブックストア、誠品生活をぶらぶらしていてふと手に取った一冊がこちらの本でした。『アノニム』。 私は原田マハさんのアート系の本が好きです。一番好きなのは「暗幕のゲルニカ」。今回はジャクソン・ポロックの作品に関する本ということで、久…

『クララとお日さま』by カズオ イシグロ: 一途で愛おしいAIロボットと、何だか冷たい人間達

以前から楽しみにしていた、カズオ イシグロの最新刊『クララとお日さま』を読了!カズオ イシグロは8本の長編小説を書いていますが、これは私が読んだ4冊目のカズオ イシグロ作品です。 これまで読んだものの中ではストーリーもシンプルで、読みやすい方だ…

『対岸の彼女』by 角田 光代: 子供の友情を侮ることなかれ

年齢なのか、ライフステージの移り変わりなのか、友人との関係性が少しずつ変わってきたと感じるこの頃。これまで仲良くしてきた友人との会話に少しずれを感じたり、違和感があったり、何ともいえない寂しさを感じていた時、この本の帯のメッセージが目に入…

『新時代の江戸前鮨がわかる本 訪れるべき本当の名店』by 早川 光: 鮨にもブームがあるということ

本日は、先日読み終えたこちらの本のレビューです。 日本橋エリアに住むようになって、よく食べるようになった鮨。日本橋・人形町エリアには歴史ある有名店も多く、外食が好きな私たち夫婦は、プレゼンを頑張ったお祝い、長距離を走ったお祝い、(長期休暇の…

『BORN TO RUN 走るために生まれた』by クリストファー・マクドゥーガル: ランナー必見!怪我知らずの黄金シューズとは!?

書きたいことはたくさんあるのになかなかまとまった時間がとれない最近。「時間はつくるもの」と私が尊敬する前の上司がいっていたので、時間がとれないとうのは言い訳でしょうか笑。 どうにか時間をつくって少なくても週1本はブログを書き続ける習慣を身に…

『人間の幸福』by 宮本輝: 極限状況に追い込まれて初めて気づく、人生で本当に大切なもの

本日はGWに読んだ本のレビューをします。 『人間の幸福』by 宮本輝。 宮本輝のゾッコンの私に母が貸してくれた1冊。GW中に1ページずつ大切に読みました。 宮本輝の作品は、人間の本質に気づかせてくれるものが多いですね。 私が宮本輝に夢中になるきっかけと…

『錦繍』by 宮本輝: 真実の愛は人を成長させてくれる

今日は私の読んだ本について綴ってみようと思います。 宮本輝の『錦繍』 この本を手に取ったきっかけは、昔熱心に聞いていたBOOK BARというラジオ番組で(10年以上続いたこの番組は2019年3月をもって終了(涙))で大倉眞一郎さんが紹介してくれた『流転の海』が…