美味しいそばつゆ
さて、5月半ばの週末になりました。今朝のランは赤坂コース。飯田橋→四谷→赤坂→永田町→皇居の16キロ。曇り予報でしたがところどころ晴れてくれました。嬉しい。
赤坂の街を久しぶりに走りましたが、人が少なくガランとしていてなんだか切なかった。赤坂には仕事帰りによく行っていました。特に金曜日には外国人観光客とサラリーマンでごった返す赤坂。皆で夜中まで飲んで、一龍でソルロンタン食べて帰っていた日々が懐かしい。ガヤガヤしている赤坂が懐かしい。早くいつもの日常に戻りますように。
通常であれば土曜日の夜は我が家は外食ですが、酒類の提供がNGとなってしまっているので今日はゆっくり家で食べることに。
私の旦那さんは蕎麦が大好き。学生の頃はお蕎麦屋さんでバイトをしていたくらい、蕎麦が好きです。そして日本橋エリアに引っ越してきて、老舗の蕎麦屋さんに日常的に通うようになり、ますます蕎麦好きに(一時期は週4で蕎麦を食べていました。今は週2くらい笑)
土曜日なのに美味しい蕎麦が食べられないのが辛い!ということで、家で蕎麦&うどんを食べることにしました。旦那さんは甘いものが苦手で、そばつゆも濃くてしょっぱい味を好みます。私も甘いそばつゆや薄いそばつゆは苦手。今日は自分たち好みの味でつくります。
まずはそばつゆから。ダシに使用したのは北海道産の利尻昆布と混合の削りぶし。江戸時代から続く、ダシの名店、八木長本店で購入。そばつゆを作りたいと相談したところ「そばつゆなら絶対これ!」とお店のご主人に選んでいただきました。混合削り節は、かつおの削り節だけでなく、サバの削り節など、3種類の削り節が入っています。これがとても深い味をだしてくれます。
ちなみに八木長本店は、店頭でダシの試飲が150円でできます。ダシの奥深さがよくわかる味。美味しいので是非!
1リットルのお水に、80gの削り節と昆布6gをいれて弱火で煮だします。フツフツと気泡がでてきたら、沸騰する前に昆布を取り出し、引き続き7-8分弱火で煮だします。
その後火をとめて、1分蓋をして蒸らし、濾したら完成です!
返しは濃口醤油とみりんを1対1で合わせて煮切ります(通常は100mlでしたが、我が家はみりんを50mlに減らしました)
この「ダシ」と「返し」を3対1で割ってそばつゆは完成です。
※レシピはこちらを参考にしました。
蕎麦とうどんはこちらを食べました。蕎麦は『つきじ 文化人』でいただいた乾麺(良く通う、大好きなお蕎麦屋さんです)。うどんは『八木長』でおススメいただいた徳島産の手延べうどん。
どちらもたっぷりのお湯で硬めにゆでて完成です!
う~ん、美味しい!!そばつゆがちゃんと辛くてちゃんと冷えていて美味しいです。お店にひけをとらないおいしさかも笑
素人の私でもこんなに美味しくできるということは、素材がとても良いのだと思います。この昆布と削り節が良い仕事をしてくれました。
日本のダシの文化はすごいですね。弱火でじっくりダシをとると、こんなに深い味わいになるのですね。八木長本店には、削り節や昆布のほかにも、美味しそうな煮干しやひじき、海苔なども売っています。『出汁という宇宙』という本が売られているのですが、すごく興味があります笑。この私がダシの本に興味をもつなんて!今度時間をつくって読んでみよう。
生まれ変わる大手町エリア
本日は在宅勤務なので朝ランができました。自宅からぐるっと皇居を一周。8.5km。天気がよくて最高!ランナーが多いですね。
大手町・日本橋エリアはここ数年開発がかなり活発です。大きなお金が投資されているのがよくわかります。皇居も(おそらくオリンピックにむけて)去年とてもきれいになりました。特に裏側(半蔵門の方)が良くなりましたね。歩道も整備され木もお花もきれいに植えられて。この時期は特にきれいです。
皇居だけでなく、平将門の首塚も先日生まれ変わりました。三井物産の新しいオフィスの一角にかなりモダンな感じでできましたね。風情のある以前のような風貌ではなくなってしまいましたが、これはこれで素敵です。
そして、建設真っ盛りの常盤橋タワーを横目に、常盤橋が先に開通!近所なので何だか嬉しい^^
周辺の工事はまだまだ続いていますので、今夏の常盤橋タワーの完成時期に焦点をあて次々に完成してくるでしょう。
日常的に走っていても変化が多く、飽きない大手町・日本橋エリア。特に常盤橋まわりはこの夏に大きく変わる予感。夏を迎えるのが楽しみです!
さて今日は金曜日。仕事を早々に切り上げて、家で少し飲んでから、近所の『室町砂場』へ行きました。明治時代から続く老舗のお蕎麦屋さんです。
そばは「別製ざるそば」と「もりそば」の2種類があります。別製の方はさらしな粉を使用していて白っぽいおそばで、もりの方は挽きぐるみを使用していてそば色です。別製がおいしいです。でも、今日はおつゆが少し甘かったかな。もう少し甘さ控えめだと嬉しい。
さぁ、今週末はやることいっぱい!プロダクティブな週末にすべく、あまり飲みすぎないで今日は早く寝ることにします。
『人間の幸福』by 宮本輝: 極限状況に追い込まれて初めて気づく、人生で本当に大切なもの
本日はGWに読んだ本のレビューをします。
『人間の幸福』by 宮本輝。
宮本輝のゾッコンの私に母が貸してくれた1冊。GW中に1ページずつ大切に読みました。
宮本輝の作品は、人間の本質に気づかせてくれるものが多いですね。
私が宮本輝に夢中になるきっかけとなった『流転の海』は、人間ののプラスの側面の描写(おせっかいで暑苦しいけど、人情深く温かい主人公)が美しくて、私はその部分に大きく魅了されたのですが、『人間の幸福』は人間の弱さや厭らしさというマイナスの側面を前面に出した作品でした。
個人的には読んでいくのが大変でした、、、なぜなら主人公の敏幸は、私が一番嫌いなタイプだったから。でも、彼は物語の中で少しずつ変わっていきます。
物語は、敏行が住む杉の下マンションの隣人が殺害されたところから始まります。杉の下マンションの住人たちは、この事件をきっかけに、仲良くしていたマンションの住人を殺人容疑で疑い始めたり、自分が警察に殺人の疑いをかけられないよう、どうしても隠したいプライベートな部分(不倫など)が警察の捜査によって明るみに出ないよう、保身に走りだします。
その姿が本当に醜い。自分のちっぽけなプライドを守るのに必死で、他人の変な噂をたてたり、大切な人を傷つけたり。人々は大切なものを失っていきます。
最終的に主人公は自身の弱さに向き合い、そのプライドを捨て、人生で本当に大切なものを取り返しに行くのですが、なんだか人間の複雑さを考えさせられる小説でした。
人生で大切なものって本当はきっとたくさんなくて、すごくシンプルなはず。でも、多忙な日々を送る私たち人間はそれがわからなくなってしまうのですよね。無駄なプライドは捨てて、余計な仮面を何枚も取り除いた先に、やっと幸福がみえてくるのでしょう。
「人間の幸福」ってなんだろう。たまには休みの日にゆっくり考えてみるのも良いですね。宮本輝の良書。また時間を空けて読んでみたいと思います。
Key to Success (成功の鍵)
私は現在外資系企業に勤めているのですが、今日はタウンホールと呼ばれる、社員全員参加のオンラインミーティングがありました。
本日のメインゲストはアジアを統括するマネージャーのJさん。コンテンツの1つに、彼への質問コーナーがあり、今回は彼に質問の事前共有なし(事前に準備をすることなく、その場で答えなくてはいけない)というルールで行われました。
その中で思わずメモしてしまった回答があるので、シェアします。
質問は「いちオペレーターからキャリアを始めたあなたが、ここまでの地位に上り詰めたKey to Success(成功の鍵)は何ですか?」というもの。
ほとんど考える間もなく、彼はこう答えました。
「Key to Success(成功の鍵)は5つある」
その5つの鍵とは、、、
- Curiosity(好奇心)
- Hard work(勤勉であること)
- Focus on ownership(当事者意識をもつこと)
- Have failure. Take risks (失敗をすること。リスクをとること)
- Persistence(失敗しても諦めないこと)
まずは「好奇心」。これは最も大切なこと。様々なことに好奇心をもち、なぜそうなのかと深く考えることが大切。
次に「勤勉さ」。例えば世界一のオリンピック選手で怠け者はいないでしょう。トップに上がる人は皆必ず努力しています。
そして「当事者意識」。これは自分の仕事ではない、とか考えない。
さらに「失敗すること。リスクをとること」も必要。リスクを取れない人は成長もしないし上にもあがれません。自身もたくさんの失敗をしてきたそうです。
最後に「諦めないこと」。失敗しても諦めない。上手くいかなくても頑張ること。それが大事。
アジアトップにもなると、これがスラスラでてくるんですね。すごい。そしてすべて納得することばかり。そして彼は最後にこう話しました。
「Success is like a iceburg (成功は氷山の一角です)」。外から見るとアジアトップというポジションですごいと思うかもしれないが、見えている部分はほんの一部。その下で、たくさんの失敗と、苦い経験と、努力をしています。とのことでした。
この回答は心に染みました。今日実は初めて社長にプレゼンをしたのですが、うまくいかずに少し落ち込んでいたのです。思ったよりも全然うまく話せなかった。伝えたいことは10%も伝えられず、撃沈でした。でも、Jさんの話をきいて、失敗しても良いじゃないかと思ったんですね。やらないよりはよかったじゃないかと。開き直りかもしれませんが。
そして帰り道にこの言葉がふと頭に浮かびました。
"Just do it (とにかくやってみよう)"
このご時世、何が正解かもよくわからないし、あまり深く考えてもしょうがないことも多いので、まずはやってみよう、という精神が大事かなと思いました。今までは"it's up to you (すべては君次第)"という言葉が私の座右の銘でしたが、今日からは"Just do it(とにかくやってみよう)"が新しい座右の銘になりそうです。Just do it!
さぁ、プレゼンは1週間後に出し直し!涙。がんばるぞ~
尊敬する上司
雲一つない晴天のもと、皇居→北の丸公園→靖国神社→東京大神宮→神楽坂→皇居の14kmラン。観光名所をぐるりと回りました。
お日様もそよ風も気持ちよく、鳥のさえずりを聞きながら日本はなんて平和なんだろう!と思いました。緊急事態宣言中なんてウソみたい。早くコロナウイルスが収束しますように。
そして、今日はラン中に嬉しいことがありました。
尊敬している大好きな元上司からラインがきたのです。お互い近況報告をしながら、その流れでビデオ通話で話すことに。顔を見て話すのは7か月ぶり。懐かしくて嬉しくて涙が出そうでした。
「努力」という言葉が誰よりも似合う私の上司は、新しい職場でも誰よりも努力し、そしてまた一つ上のステージへ向かっていました。
月2回のキャリアコーチングを受け、ジャンルを問わずにたくさんの本を読み、会社の研修にも積極的に参加する。Podcastも聞いて、ヨガも受けて、エステにも通う。娘や旦那さんとの食事の時間も大切にする。起床時間は毎日4時半。食事も誰よりも気を付ける。おしゃれにも手をぬかない。優雅で、美しい。
外資系企業の人事部長という誰よりも忙しい肩書をもつ彼女が、なぜここまでマルチに色々なことができてしまうのか、昔上司にそのコツを聞いたことがあります。
答えはとてもシンプル。「時間はつくれる」だそうです。
自分に遠慮せず、やりたいことはすべてやる、きっとどうにかなる、そんな精神でこれまで生きてきたのだといいます。時間は工夫次第で簡単につくれるとのこと。結局人は自分に甘えてやらない理由を探しているだけなのですよね。時間がない、は言い訳に過ぎないのかもしれません。
彼女のまっすぐな生き方は、私にとってはカッコいい生き方。
自分にウソをつかない。自分に言い訳をしない。やりたいことをとことん追求し、なりたい自分をまっすぐ求めるその姿勢に触れると、いつも私は心が強く揺さぶられます。
今回も彼女からパワーをもらいました。会社の中だけにとどまると成長が止まるので、外部に成長機会を求めるのが良い。コーチングの勉強が面白いかもしれない、など、今回もたくさんの気づきがありました。おすすめの本も教えてもらったので、さっそく読んでみたいと思います。
まだまだ話したりなかったですが、続きは次回に。次にお会いするまでに私も努力して、より大きく成長した姿を見せられたらと思います。
島らっきょうと泡盛
宮古島で大好きになってしまった島らっきょうと泡盛。現地で購入して、東京に戻ってきてからも毎日楽しんでいます。
島らっきょうは初めて塩漬けにチャレンジ。
■島らっきょうの塩漬け
【材料】
◎島らっきょう
◎塩 (島らっきょうの重さの2%)
【作り方】
1. 島らっきょうを洗い、緑色の部分と根っこがある場合は切り落とす。2%の塩をふりかけ、手で簡単にもみこむ。
2. 冷蔵庫に半日寝かせて、完成です!
あっという間に地元の味。シャキシャキ新鮮でおいしい!
私はすべて一気に塩漬けしてしまいましたが、本当は食べる分だけ塩漬けするのが良いそうですね。
島らっきょうはこのほかにも炒め物やてんぷらにしても美味しいようです(天ぷらは我が家ではやらないかなぁ笑)
泡盛はどれだけ飲んでも翌日に残らず、とっても体調が良いのでこの旅で大好きになりました。ハイボールよりも色んな料理に合いますね。
まだしばらく宮古島の余韻に浸れそうです。
減った観光客。増えたランナー。
お昼から予定があったので、午前中に約10kmのクイックラン。今日は浅草まで。
緊急事態宣言下の浅草は人も少なく、普段は観光客でにぎわう仲見世商店街はシャッター街と化していました。悲しい。。。
そんな中、今日一つ気づいた嬉しいことがありました。
ランナーの数が確実に増えている!!!
観光客が減った分ランナーが目立つだけかもしれませんが、コロナ以前と比べてランナーが3倍は増えた気がするのです。そして圧倒的に増えているのは、夫婦(もしくはカップル)ランナー。外出もままならない中、走ろうか?という話になったのでしょうか。今日も50代の夫婦とみられるカップルがお揃いのナイキシューズでランを楽しんでいました。
ラン仲間が増えるのは単純に嬉しい。健康に良いだけでなく、一緒に走って一緒に汗を流していたら、日常の嫌なことも吹き飛んで、きっとお互いに優しくなれるはず。ランにはそんな力があると思います。世の中にランナーが増えたら、この世界は優しさと慈悲に溢れたより素敵な場所になる、と信じています。
最後は今日の日比谷公園の写真。バラが見事。そして行き場を失った人々で公演は満員笑。ベンチがすべて埋まった日比谷公園を見て「日比谷公園ってこんなにベンチがあったんだね」と苦笑する私と友でした。